公開記念舞台挨拶&全国への生中継 オフィシャルレポート到着!
■イベント名 『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第3章公開記念舞台挨拶&全国への生中継
■日時 4 月9 日(日)8:50の回上映終了後
■場所 新宿バルト9
■登壇者 古賀 葵(アンジェ役)、関根明良(プリンセス役)、大地 葉(ドロシー役)、影山 灯(ベアトリス役)、古木のぞみ(ちせ役)、橘正紀(監督)、飯田友子(MC)
2017年7月~9月まで全12話でTV放送された美少女スパイアクションの続編となる完全新作劇場版『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』。
2023年4月7日(金)より好評上映中の第3章の公開を記念した舞台挨拶が、2023年4月9日(日)に新宿バルト9にて開催されました。
舞台挨拶にはアンジェ役の古賀 葵、プリンセス役の関根明良、ドロシー役の大地 葉、ベアトリス役の影山 灯、ちせ役の古木のぞみ、ガゼル役の飯田友子(司会進行)に加え、橘正紀監督ら豪華ゲスト陣が登壇しました。
本レポートはネタバレがありますので、第3章ご鑑賞後にご覧いただくことをおすすめいたします。
▲飯田友子
上映後、盛大な拍手に迎えられゲストが登場。初めに第3章を観た感想について、古賀は「第1章、第2章では登場人物たちの気持ちが水面下で交錯していましたが、今回は感情や思惑が溢れ出ていたように思います。あとは(想いを言葉にできない様子で)メアリーちゃんが本当に…!」と言葉を詰まらせながら熱く語った。
関根は「完成した映像を観て、メアリーちゃんのおでこがあんなにも負傷していたのかと驚きました。ネタバレOKということで言わせてもらうと、ノルマンディー公は怖い!」と語り、客席から同意の拍手が起きた。
大地は「物語がやっと動き出した感じです。第1章は導入、第2章でドカンと派手な展開になり、第3章でこうきたか、と思いました。洋服の揺れなど描写が細かくて、時間をかけて観たくなるような、随所にこだわりが感じられる作品になっていました」とコメント。
影山は「第3章のラストで『ああ終わった…』と思いました。ゲームならゲームオーバーですが、なんであんなことするんですか?」と橘監督に向き直り、拍手と笑いが起こった。橘監督は「TVシリーズではノルマンディー公が活躍できなかったのが課題だったので、活躍するシーンを作ろうとして、ああなりました」と回答。どうしても『プリプリ』らしさと求めるとハードな世界観になってしまうとのこと。
古木は「衝撃が強すぎて前半の記憶が飛んでしまい、もう1回観なきゃ」と思ったと明かし、事前に内容を知っているキャストでも驚きがあったと語った。
◀古賀 葵 ◀関根明良 ◀大地 葉 ◀影山 灯 ◀古木のぞみ
続いて、第3章を制作する中で苦労した点について、橘監督は「今回メアリーが中心になるので、白鳩の活躍をどう描くか悩みました」と話し、「でも公開に間に合って良かったです」とホッとした表情を見せた。
◀橘 正紀監督
また、作品の見どころについて、古賀は「(リチャードが)ガシャーンとツボを割っていくシーン」を挙げ、ちょっと自分でもやってみたいと茶目っ気たっぷりに回答。
関根は「プリンセスがメアリーに渡した絵本」と答え、「TVシリーズでアンジェが話していた絵本がメアリーに渡り、結局燃えてしまうのが切なくて。絵本が二人の未来と重なったように感じました」としんみり語った。
大地は「ドロシーがメイド服姿でアクションするシーン」を挙げ、アフレコでもリアルな緊迫感を持って演じられたと振り返った。
影山は「お茶会のシーン」をチョイス。ベアトリスがメアリーのために張り切っているところが可愛いとのこと。加えて「お茶会のシーン後に出てくるガゼルさんのお尻のアップに見入ってしまいました」と話し、飯田も「丁寧に描いてもらえて嬉しいです」と笑い交じりに答えた。
古木は「今まで鉄道や船など色々な乗り物が登場しましたが、今回はモノレールのシーンが良かったです」と満面の笑みでコメント。また、お茶会のシーンでちせが風呂敷で持ってきたお菓子について、「台本のト書きに書いてありましたが、あれはきんつばです」と、本編では描かれていない設定を明かし観客を喜ばせた。
橘監督は「絵本」を挙げ「中身をギリギリまで考えて作った力作です。機会があればまた観て欲しいです」と自信を見せた。
最後にファンへのメッセージとして、橘監督は「ようやく公開できて良かったです。頑張って早く第4章を用意したいと思います。これからもお付き合いを宜しくお願いします」。
飯田は「本当に描写が細かく、音にもこだわりが詰まっているので、何度でも第3章を観て頂いて、第4章へと想いを高めてもらえたらと思います」。
古木は「第2章から1年半経っていると知り、あっという間で驚きました。第4章はいつできるんだろうと思って…」と橘監督へ視線を向けると、「コンテもぼちぼちあがっています」と監督から嬉しい回答が飛び出し、会場中が喜びと期待で盛り上がった。
影山は「内容的には大ピンチですが、まだ皆でスパイらしく活躍していないので、これから反撃のターンになるのかなと楽しみにしています」。
大地は「皆さん朝早くからこんなヘビーな作品を観て凄いなと思いました(笑)。本編がシリアスすぎて情緒がガタガタかと思いますが、気をしっかり持って、強く生きましょう!」。
関根は「先日のTVシリーズの一挙配信でトレンドに入っていて、皆さんの愛の大きさを感じ、とても嬉しかったです!」。
古賀は「伏線が至るところに散りばめられていて、何一つ見逃せない作品になっています。モノレールのシーンで、セリフが聞こえるか聞こえないか絶妙なシーンがありますが、とても重要なセリフだと思っています。このセリフの真意を自分でも考察しながら、第4章に期待したいと思います」と続編への期待を滲ませ、大盛況の内に舞台挨拶は幕を閉じた。
▲写真左から 飯田友子、古木のぞみ、大地 葉、古賀 葵、関根明良、影山 灯、橘正紀 ※敬称略