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2023.11.22

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Blu-ray発売記念 トークショー付き上映会オフィシャルレポート到着! 

■イベント名 『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第3章BD発売記念トークショー付き上映会

■日時 11月12日(日)18:00の回上映終了後

■場所 新宿バルト9

■登壇者 古賀葵、関根明良、遠藤璃菜、興津和幸、橘監督、森雄一(MC)

 

2017年7月~9月までTOKYO MX他にて全12話でTV放送された美少女スパイアクションの続編となる完全新作劇場版『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』。いよいよ2023年11月22日(水)に第3章のBlu-rayが発売されるのを記念して、第3章の劇場上映とキャスト&監督によるトークショーが、2023年11月12日(日)に新宿バルト9にて開催されました。上映後はアンジェ役の古賀 葵、プリンセス役の関根明良、メアリー役の遠藤璃菜、リチャード役の興津和幸、橘正紀監督ら豪華ゲスト陣が登壇しました。遠藤、興津はプリプリイベントには初登場となりました。

※本レポートにはネタバレがありますので、第3章までご鑑賞後にご覧頂くことをお勧めいたします。

 

上映後、大きな拍手に迎えられゲストが登場。

まず初めに第2章・第3章の感想について、遠藤は「第2章はアクションシーンが多かったですが、第3章はキャラクターたちの頭脳戦が印象的でした。第2章では大人しくしていたメアリーでしたが、第3章では意外な一面を見せてくれて良かったです」とコメント。続いて興津が「すごく楽しく演じさせて頂きました」と力強く語ると、会場から笑いが漏れた。

 

 

アフレコを振り返って、第2章から参加することとなった遠藤は「TVシリーズから演じている方々の中に、上手く入れるかちょっと緊張していたのですが、皆さんが<チーム白鳩>の一員のように迎え入れてくださってすごく温かくて、楽しい現場でした」と振り返った。隣で頷きながら聞いていた関根は「(遠藤が)本当に可愛くて、アフレコ中ずっと可愛いと言っていました」と愛を溢れさせた。古賀は「プリンセスがメアリーに対してお姉さんらしくしているところが好き」と語り、関根と遠藤のやり取りも微笑ましく見守っていた。興津はアフレコ時の思い出として、当日ロビーに着くと、大先輩のキャストが集結していたのが強く記憶に残っているようで、「第2章の時は緒方賢一さんや野島昭生さんがいらっしゃって、コロナ禍だったのであまり接触しないようにと隅っこにいたら、皆さんで『久しぶりだなぁ』『生きていたか』と元気そうに話されていたのが一番の思い出です(笑)」と語った。橘監督は、アフレコ時はブースの中で音響監督と「どういう芝居にしましょうか」と話しているため、「ロビーの楽しそうな会話は全然知らないんです」と残念そうにコメント。ちなみに、遠藤と興津は今回のイベントが初顔合わせとのことで、遠藤に興津の印象を訪ねると、「リチャードと違ってすごくお優しそうで良かったです」と笑い交じりに回答。すかさず興津が「リチャードも優しいでしょ!」と突っ込んでいた。

続いて、メアリーとリチャードのキャラクターについて、関根は「(メアリーは)実の妹ではないが、自分が苦労して生きた道を、今度は幼いメアリーが歩んでいくのが不憫で、可哀そうだけど、可愛くもある。そんな葛藤があります」とコメント。リチャードに関しては「プリンセスにとっては大変(厄介)なキャラクターですが、個人的にはドストライクです」と明かして周囲を驚かせた。古賀は「メアリーはもちろん、メアリーを愛でているプリンセスも可愛くて、2人を見ているだけでありがたい気持ちになります」と語った。リチャードについては、「銃で打たれて死んでしまったと思っていたら実は生きていて、最初は良かったと思いましたが、最初だけでした(笑)」と正直にコメント。また、(リチャードが)ガシャーンとツボを割っていくシーンや、口もとのほくろが(食い逸れないという逸話があり※諸説あり)大好きと明かし、笑いを誘った。

 

 

 

 

キャラクター造形について橘監督は、メアリーは「同い年の友達がいないので、守ってあげたい、寄り添ってあげたいと思えるような子」に、リチャードは「複雑な感情を抱えている野心家で、何を考えているか掴めない怪しさと人懐っこさが混在している」キャラクターにしたかったと語った。キャラクター原案の黒星紅白へ原案を発注する際、シナリオ等を送っただけで細かい指示はしなかったが、初稿があがって一発OKだったと明かし、「キャラクター性が見事に絵で表現されていたので、絵コンテが想像しやすく、面白く仕事ができました」とファンには嬉しいエピソードが飛び出した。

お気に入りのキャラクターについて、興津は「ガゼルです。完全に趣味です!」と即答。遠藤はドロシーを挙げ、「大人っぽくて格好良く、人の心があるので…」と言うと、「他の人には人の心がないってこと!?」と興津が突っ込む場面も。関根は「アンジェです。これは揺るがないですね」と回答すると、古賀も「そうですね、(私も)プリンセスです」と答え、笑いと拍手が起こった。

第4章の期待について、まず興津が「牢屋から出してくれよ!」と切実な声を上げると、「(どうなるかは)まだ言えないですね…」と橘監督。遠藤は「とにかくメアリーちゃんが報われて欲しいです。<チーム白鳩>の皆も幸せになって欲しいので、ハッピーエンドを希望します」。古賀は「死にたくない…!」、関根は「ゼルダさんは出ますか?」とそれぞれの想いを橘監督へ伝えると、前者は「善処します」、後者へは「期待していてください」と返し、拍手が沸き起こった。

 

 

 

トークショーも終盤に差し掛かり、テーマは気になる第4章の制作状況へ。橘監督は「最近は毎週アクタスの制作さんと、プロデューサーの湯川(淳)さんから『絵コンテどこまで進みましたか?』と電話がかかってくるようになりました」と明かした。その週の進行状況によって、「先週より何カット少ないですが、体調崩していませんか?」と心配されるようで、監督ならではの苦労が伺えた。

橘監督が絵コンテを特に大切にしている点に触れて、興津は先程のリチャードのツボを割るシーンを挙げ、「絵で表現されている感情がたくさんあるので、監督はそういうものを全部考えて作っているんですよ!」と橘監督をフォローし、観客は拍手で同意した。

最後にファンへのメッセージとして、橘監督は「絵コンテはちゃんと描いています。あまりお待たせしないように、面白い作品をお届けできるようにしますので、これからも宜しくお願いします」と語った。興津は「観る度に面白いなと心から思わせてくれる作品ですので、皆さんもっと宣伝してください(笑)。今日はありがとうございました!」。遠藤は「皆さんきっと続きが気になっていると思いますが、キャストも同じ気持ちです。第4章まで楽しみに待って頂けたらと思います」。関根は「<チーム白鳩>が全員捕まってしまいました。メアリーのおでこの傷も気になりますし、第3章の最後、牢屋の中でニヤッと笑ったお兄様(リチャード)が次にどういう風を吹かせてくるのかもとても気になります。今後もプリンセスと支え合いながら収録していきたいと思います」。古賀は「今日は興津さんと遠藤さんから直接作品のお話が聞けてすごく楽しかったです。今年の4月の公開から時間が経った今でもこれだけ多くの方が来てくださるのがとても嬉しく、愛されている作品だと感じました。何度もシリーズを見返して頂いて、第4章を楽しみにお待ち頂けたらと思います」と締め括った。第4章への期待を残して、笑いの絶えないトークショーは大盛況の内に幕を閉じた。