公開記念舞台挨拶 オフィシャルレポート到着!
■イベント名『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第4章公開記念舞台挨拶
■日時 5月25日(日)8:55の回上映終了後
■場所 新宿バルト9
■登壇者 古賀 葵、関根明良、大地 葉、影山 灯、古木のぞみ、橘 正紀(監督)、飯田友子(MC・ガゼル役)
2017年7月~9月まで全12話でTV放送された美少女スパイアクションの続編となる完全新作劇場版『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』。2025年5月23日(金)より好評上映中の第4章の公開を記念した舞台挨拶が、5月25日(日)に新宿バルト9にて開催された。本編上映後の舞台挨拶にはアンジェ役の古賀 葵、プリンセス役の関根明良、ドロシー役の大地 葉、ベアトリス役の影山 灯、ちせ役の古木のぞみ、ガゼル役の飯田友子(MC)に加え、橘 正紀監督ら豪華ゲストが登壇した。
※本レポートはネタバレがありますので、第4章ご鑑賞後にご覧頂くことをおすすめいたします。
▲飯田友子
上映後、興奮冷めやらぬ観客らの盛大な拍手に迎えられゲストが登場。一人ひとり挨拶を行う中、古木が「おはようございます〜!」と呼びかけると、観客からも「おはようございます〜!」とレスポンスが。第1章~第3章の舞台挨拶では観客の声出しはNGだったが、今回から解禁となり古木もノリノリの様子で、「もう一回やっとく?(笑)」と再びコール&レスポンスを繰り広げてファンとの交流を楽しんだ。
前作から約2年を経て第4章の公開を迎え、第4章の感想を聞かれた古賀は「皆さんと同じように私たちも待ちに待った2年でしたが、待った甲斐があったと思いました!」と熱くコメント。関根は「公開に先駆けて、配信番組(公開直前生特番「プリプリ秘密ミーティング すーぱー4!!!」)やラジオなどでチーム白鳩の皆と活動してきて、いつもこんなテンションだったなと思い出し、楽しんでいる毎日です」。大地は「皆さんの表情を見ると、待って良かった、面白かったという気持ちでいてくださるのがわかります。まだまだこれからですから、ぜひ最後まで見届けてください」。影山は第3章のラストに触れ、「あそこからお話って続けられるんですね。プロってすごいなと思いました(笑)」と茶目っ気を交えて語り、「劇場版シリーズの中で一番好きです!」と太鼓判を押した。古木は「こんなに大勢の人が2年も待っていてくれたなんて嬉しいです」と喜びをあらわにし、「ちなみに、新規でファンになってくださった方はいますか?」と問いかけると、客席から何人かの手が挙がった。キャストも思わず「すごい! 嬉しい!」と声を上げ、古木は「きっと皆さんが地道な布教活動をしてくれていたからだと思います。ありがとうございます!」と感謝を述べた。橘監督は「本当にお待たせしてしまったと思っています。実は結構ギリギリまでV編(ビデオ編集)をしていました。無事にお披露目できて良かったです」と安堵の表情を見せた。
◀古賀 葵
◀関根明良
◀大地 葉
◀影山 灯
◀古木のぞみ
続いて第4章を観た感想について、古賀は「キャラクター同士の心がぶつかるシーンが印象的でした。ちなみに、今日観たのが初めてじゃないという人はいますか?」と会場を見回すと、観客の何人かの人が挙手し、キャストも「おお〜! 素晴らしい!」と喜んでいた。飯田は「心情が変わっていくキャラクターもいるので、特定のキャラ目線で観るのも楽しいと思います」とコメント。関根は「切羽詰まっているアンジェをドロシーが諫めるシーンでは、TVシリーズの第11話、第12話を思い出しました。第4章ではアンジェがちゃんと周りに相談できている点は成長した部分だと感じつつも、大切なものができた分、ゆらいでしまったところもあるのかなと。」さらに「物語の最後でリチャードお兄様が『待ってたよ』というセリフがあるのですが、台本に自分で☆マークを付けていて、とても好きだったのを思い出しました(笑)。あのシーンの子犬のようなお兄様をぜひ何度も観て頂けたらと思います」。大地は「あんなに漢気があって格好良い解決法ってありますか!?」とターナーが決断するラストシーンを挙げ、興奮気味にコメント。「キャラクターそれぞれの決意が色濃く出ていた章だと感じました。アフレコの記憶を全て失って観たかった~!」と言うと、関根が「でも面白いト書きが見られないよ?」とツッコミ。大地は「確かに、『プリプリ』のアフレコ台本は本当にト書きが丁寧で、読んだだけでどんな情景なのかが容易に想像できるんです」と語り、「一ファンとしてとても楽しい現場でした」と振り返った。影山は「これまでのベアトは皆の後ろで<はわはわ>していたり、チェスの後ろで<ハッ>としていたり、音響監督の岩浪(美和)さんからリアクション芸人と言われていたので(笑)、今回たくさんベアトが登場したので嬉しかったです」と笑顔で語った。終盤でターナーが「どうしても妻に会いたかった」と語るシーンでは、「台本を読んだ時点ではそうだよなぁという程度の感想だったのですが、完成した映像を観たら、ささきさんの真実味のある演技が素晴らしくてぼろぼろ泣いてしまいました」とコメント。「エンドロールにささきいさおさんがいてびっくりしませんでしたか!?」と観客に問いかけると、橘監督が「おじさんたちは僕の趣味が入っていますから」と答え、会場から笑いが漏れた。古木は「(ちせがターナーを斬るシーンについて)アフレコ収録時には映像ができていなかったので想像を膨らませて臨んだのですが、完成した本編を観て、結構しっかり描かれていたので『ひゃあっ』と言ってしまいました」と率直な感想を明かした。
制作を振り返って、橘監督は「今まで宮廷劇の話が続いていたのと、ベアトの当番回の話がなかったので、今回はTVシリーズのように個別ミッションのエピソードを描こうと思っていました」とコメント。苦労した点については、「TVシリーズのノリで盛り上げつつ宮廷劇も進行させる必要があり、描き方に苦労しました」と語った。第3章の舞台挨拶時は第4章のシナリオは進んでいたとのことだが、「飯田さんから『(台本上で)ガゼルが聞き返すだけなので、もう少しセリフを多めにください』と言われたり、影山さんから『ベアトはもっと活躍しないんですか?』と聞かれたりしたので、全部入れました」と話すと、「言ったら叶うんだ!?」とどよめきが起こり、古木は「チーム白鳩の皆で日本へ修学旅行に行って温泉に入る?」と想像を膨らませて笑いを誘った。◀橘 正紀監督
コロナ禍を経て、今回は久々に大人数でアフレコが可能になったとのことで、大地は「『皆がいる…!』と思いました。アフレコってこんな感じだったよねと懐かしかったです」とコメント。以前は白鳩のメンバーでもアフレコは分散して収録していたようで、古木は「堀川公とのシーンを録るために、一人だけ皆とは別の時間で収録したこともありました」と振り返った。
最後にファンへのメッセージとして、橘監督は「大分お待たせしていまいましたが、ようやく公開できてホッとしています。第5章、第6章は続けてやるくらいの勢いで作っています」と話すと、キャストと観客から期待の拍手と歓声が沸き起こり、「約束できないかもしれませんが(笑)、頑張って進めてまいりますので、応援よろしくお願いします!」。飯田は「可愛いと格好良いが詰まったスチームパンクな世界を久々にご堪能頂けて私たちも本当に嬉しく思っています。第4章では各々が見る未来が変わってきているようなので、この先どういった選択をしていくのか非常に楽しみです。第5章、第6章と見逃さないように待って頂けたらと思います!」。古木は「皆さん、本当に待っていてくれてありがとうございます!」と丁寧にお辞儀をし、「今ハマってもまだ間に合うと気づいた人も沢山いると思います。これからも応援して頂けるように頑張りますので、よろしくお願いします!」。影山は「衝撃のラストから2年も待ってくださってありがとうございます。皆さんのお顔を見て、満足してくれたのかなと思うととても幸せです。個人的な見どころは、ベアトが暴漢の手をガブっと嚙んで走るときに前歯が出ていて可愛いところです」。大地は「まさにここバルト9のA-14の席で、公開初日に観てきました。最前ど真ん中から観た景色はとても良くて、Lの迫力がすごかったです(笑)。ぜひ皆さんも色んな席で楽しんで頂ければと思います」。関根は「物語も折り返し地点を過ぎて、プリンセスも第4章では何か覚悟を決めたようなので、今後にハラハラしながらこれからもプリンセスとともに歩みたいと思います。この作品の良いところは、拾っても拾い切れない伏線が散りばめられているところだと思います。第4章を、そして第1章から第3章までは見放題配信もありますので、ぜひ繰り返し観て楽しんで頂けたら嬉しいです。子犬みたいなお兄様も何度も楽しんでください(笑)」。古賀は「これからどうなってしまうんだろうというドキドキが止まりません。チーム白鳩が皆無事でいられるように祈りながら待っていて頂けたらと思います。個人的に好きなシーンは、冒頭でアンジェと向き合っているノルマンディー公がこうやっている(片手で頬杖をつくポーズ)シーンです。あと、ベアトを助けに来たターナーの『その娘を離せ(声真似)』のところも好きです!」と語って笑いを起こした。続けて、「新しく『プリプリ沼』にハマってくださった方もいて大変嬉しいです。今後も皆で一緒に布教活動をしていければと思います。ありがとうございました!」と締め括り、笑いの絶えない舞台挨拶は大盛況の内に幕を閉じた。
▲写真左から 飯田友子、古木のぞみ、大地 葉、古賀 葵、関根明良、影山 灯、橘 正紀 ※敬称略